歯周病を気にされている方の中には、定期的に歯科医院に通ってメンテナンスをされている方も多いでしょう。
そういった、歯の健康を気にされていらっしゃる方の中にも、歯茎が下がってしまったまま放置されている方は多いようです。
しっかりと歯磨きをして、定期的に歯科医院にメンテナンスに通われている方は、それほどひどい歯茎の腫れがあることは少ないのですが、歯茎が下がってしまったところに関しては、経過を見ているだけで放置して年々下がってくてしまっている方もいらっしゃいます。
歯茎が下がるということは、歯の周囲の歯を支える歯根膜という組織も合わせて無くなってしまいます。歯根膜がなくなるということを歯周病が進行するといいますので、歯茎が下がってしまうことは、歯周病が進行していると考えて下さい。歯を支える歯茎や骨がなくなる前に回復させることは、歯を健康に長く使うためには必要なことです。
歯茎の再生治療で、下がってしまった歯を回復させることが歯の健康に残すために重要です。

歯茎が下がってしまっている状態。
全体的に歯茎が退縮し、歯の根っこの部分が見えてしまっています。歯の色が少し濃い部分が歯の根っこです。一番下がってしまっているところで歯の根っこの3分の1ほどの退縮が見られます。
本日のブログまとめ
歯周病が気になる方へ – 歯茎の下がりも放置していませんか?
歯周病を気にされている方の中には、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、しっかり歯磨きをしている方も多いでしょう。しかし、歯茎が下がってしまった状態をそのまま放置していませんか?
歯茎が下がる=歯周病の進行サイン
定期的に歯科医院に通っている方は、歯茎のひどい腫れや炎症が起こることは少ないかもしれません。しかし、歯茎の下がりは「経過観察」するだけでは改善しません。むしろ、年々少しずつ悪化してしまうことが多いのです。
歯茎が下がるということは、歯を支える「歯根膜」という組織も同時に失われていることを意味します。歯根膜がなくなると、歯周病が進行している状態と考えられ、やがて歯を支える骨(歯槽骨)も減少してしまいます。
つまり、歯茎が下がることを放置すると、歯を支える組織が徐々に失われ、最終的には歯を失うリスクが高まるのです。
歯を長く健康に保つために – 歯茎の再生治療
歯茎や骨が減少する前に、歯茎の再生治療を行うことで、下がってしまった歯茎を回復させることが可能です。
✅ 歯の根元を覆い、見た目が改善される
✅ 知覚過敏の予防になり、冷たいものがしみるのを防ぐ
✅ 歯を支える組織を保ち、歯の寿命を延ばす
歯を長く健康に保つためには、歯茎が下がってしまう前に適切なケアをすることが大切です。
**神田ふくしま歯科では、経験豊富なドクターが無料カウンセリングを実施しています。**歯茎の下がりが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。歯の健康を守るために、最適な治療をご提案いたします。
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~歯茎の再生治療の注意~
お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
お写真のケースでは、上の前歯6本の歯ぐき再生で15万4千円(税込)かかりました。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。