インプラントの治療の際骨が無い場合は増骨を行います.


骨がないからインプラントはできなかったのは昔の話です!

 

2000年頃に日本でインプラントが盛んに行われるようになりました。当時は顎の骨がない場合に骨を作ってインプラントをすることは腰から骨を移植するなど入院を伴う大掛かりな治療が多かったため、一般的ではありませんでした。

 

現在、GBRとよんでいる骨の再生治療が材料、術式、共に当時とは格段に変わっています。骨のないところに骨を作ることが比較的容易にできるようになってきています。

 

2000年頃に骨がないからインプラントができ無いと言われた方も、現在では容易に骨を作ってインプラント治療ができるようになっている場合もしばしばあります。

 

ただいま無料カウンセリングも行っておりますので、この機会にご来院ください。


骨を作ってインプラントってどういうこと?

インプラント治療はあごの骨の中にインプラントを埋め込む治療です.

そのため、あごの骨が無い場合そのままではインプラントを行う事ができず、増骨法をおこなって骨を増殖してからインプラントを行います。

増骨は人工の骨と骨を誘導する物質を骨の無い所に入れて、骨が作られるのを6ヶ月程待ちます.外科的な処置になります.

 

上あごの骨がない場合と下あごの骨がない場合では、骨の作り方がちがいます。上あごは骨の内部に空洞があるので骨の内部に骨を作ることがメインの増骨になります。下の歯は高さがなくなりますので高さを回復させる増骨になる場合が多いです。また、前歯の場合は幅と高さ両方の回復をする場合が多いと思います。

 


上の奥歯の骨がない場合の増骨法はサイナスリフトという方法を行います.

上あごの奥歯の部分の歯が無くなると、上顎洞という奥歯の上にある骨の中の空洞が下がってくるため、上あごの骨の厚みがない事がよくあります.

こういったケースでは、上顎洞という骨の中の空洞に骨を作ってから、インプラントを入れます.この増骨方法をサイナスリフトと呼んでいます。上顎洞内に人工の骨を入れて骨ができるスペースを確保します。1か月1ミリほどご自身の骨ができますので、骨を作った量によって待つ期間が変わります。骨がないほど期間がかかると思ってください。

(少量の骨の増骨をする場合はインプラントと同時に骨を作るソケットリフトという方法もサイナスリフトの術式の一つです。)

 

すごい大変なことに思われる方も多いのですが、インプラントは10ミリあれば入りますので、増骨といってもほんの数ミリ骨を作るだけで済みます.もちろん、人によっては腫れが出ますが、親知らずを骨を削って抜いた時ほどは晴れないことが多いように感じます。増骨量が多いほど腫れが大きくなると思ってください。

 

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上あごの骨の厚みによって治療期間が変わります.

上あごの奥歯の骨を作ってインプラントを入れる場合、骨を作るのと同時にインプラントを入れるケースと、骨を作ってから数ヶ月待ってから入れるケースがあります.

骨の厚みが薄い場合は、骨を作る処置とインプラントを入れる処置を2回に分けて行います.骨を作る処置をして4〜6ヶ月待ってからインプラントを入れます.

骨が厚い場合は、通常インプラントと骨を作る処置を同時に行います.

そのため、骨が薄い場合は治療期間がかかります.



増骨治療の難易度

インプラント治療をするために骨を作ることはしばしば行われますが、増骨治療も骨の吸収具合によって難易度や期間が変わります。

 

難易度の高い増骨は病院によっては増骨できないという判断をされる場合もあります。特に骨の高さの吸収してしまった骨を増やすの難易度が高く、多くの病院で行っている治療ではありません。また、成功率も100%ではありません。

 

また、増骨治療を行って作った骨が場合によっては10年もすると吸収してしまうことがあります。将来的に再度増骨治療が必要になる場合もあります。


インプラント周囲炎で骨がなくなった場合の増骨治療例


下のあごの骨の増骨は垂直的な回復が必要なことが多いです。GBRと言っています。


インプラントが歯周病になってしまって、インプラント周囲の骨がなくなってしまうことがあります。そういった場合、インプラントを除去して、骨を作り直してから再度インプラントを入れることがあります。技術的には難しい治療となります。

インプラント周囲炎でインプラトの再治療をしたケース

 

 

かかりつけの先生が治せないということで当院にご来院されたケースです。画面右下のインプラントの周囲の骨がなくなってしまっています。インプラントの周囲から膿が出てしまっています。このケースのようにインプラントの炎症を抑えられない場合は周囲の骨がどんどん吸収してしまう前にインプラントを除去することも一つの選択肢となります。

 

(余談ですが、このケースでは高額で有名なノーベル社のインプラントがインプラント周囲炎を起こしております。お値段の高いインプラントが炎症を起こさないわけではありません。)

 

 

 

2本のインプラントを除去して骨を作ります。お写真では、小さなねじとテント上のチタンが写っています。

 

 

骨ができた後にインプラントを入れます。(上の歯の本数が1本少ないので、インプラントは1本のみ入れています。)


このケースのように、下のあごの骨を増骨する場合は垂直的に骨を作る必要があるケースが多いです。これは、骨の中に太い神経や血管が通っているので、それを避けてインプラントを入れるためには、高さを回復する必要があることが多いです。


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~インプラント増骨の注意~

 

インプラント増骨は保険外診療となります。当院では、サイナスリフト16万5千円(税込み)、ソケットリフト5万5千円(税込み)、垂直的な増骨治療22万円(税込み)、簡単な増骨5万5千円(税込み)となります。また、別途術後の消毒の費用が1回5千5百円(税込み)かかります。

 

インプラント増骨後に1週間ほど腫れや痛みが出る場合があります。また、感染を起こしてしまう場合もあります。感染してしまった場合は間隔を詰めて消毒にお越しいただく場合もあります。

 

また、インプラントに関しましては別途料金がかかります。詳しくはインプラントの料金をご覧ください。インプラントの種類などによって料金がかわります。通常インプラントは、3つの部分に分かれており、人工歯根1本あたり11万円(税込)~土台(アバットメント)2万2千円(税込)~、上部構造5万5千円(税込)~の料金となります。奥歯のインプラントを行う場合は18万7千円(税込)~となります。白い歯にする場合や、土台をジルコニアにする場合、人工歯根を高級なものにする場合など料金がかわります。




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精密外科治療
精密外科治療

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再生治療は精密外科治療で行うことをお勧めします。

 

精密しか治療に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させて頂いております.クリックしてご覧ください.

 

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