差し歯の位置が上の方にある方のご相談 セラミックの長さの悩み、専門家が解決します。

Q.

上の歯ですが、前歯四本がジルコニアセラミッククラウンです。

この歯を処置した三年前より、
真ん中の二本の歯茎の位置が気になっています。

随分上にあるような気がします。
この場合、再生治療は有効でしょうか??

30歳女性で、歯周病はありませんが、煙草を吸っており、黒ずみがあります。また、この二本の裏側の歯茎を爪で押して匂うという癖が20年くらいあります。裏側は白い膨らみを形成しており、痛みもなくレーザーをしてもなくならないので癖のせいだと思います。また、裏側から見た歯茎は痩せていると感じません。前から見たときのみ二本が上の位置にあります。

差し歯を作り直したところでこの位置につくのであれば、悩みが解消されず、歯茎の再生治療に関心を持ちました。

 

A.

おっしゃる通り、差し歯を作り直しても歯茎の位置が変わらないようだとまた同じ位置に歯ができます。差し歯の形や位置は歯茎の位置で変わるためです。

 

差し歯の作り直しと合わせて歯茎の再生治療を行うことで、歯茎の位置を揃えることができる場合があります。下記のリンクページを参考になさってください。

 

歯茎の再生と審美歯科のページ


~歯茎の再生治療と審美歯科治療の注意~

 

 

 

歯茎の再生治療や審美歯科治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万円(税別)です。また、審美歯科治療は保険外診療となります。オールセラミック で歯並びを治す場合、オールセラミック の種類によって当院では1本6万6千円(税込)~16万5千円(税込)のセラミックを選んでいただいております。

 

お写真のケースでは、歯茎の再生治療6本で15万4千円(税込)、オールセラミック 4本(スタンダードタイプ)で39万6千円(税込)かかりました。

 

歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。

 

 

歯茎の再生治療のリスク

 

外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。

 

歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。

 

審美歯科のリスク

 

 

審美歯科で歯並びを治す場合のリスクとしては、歯の神経を取らないとしみてしまったり、お痛みが出てしまう場合があります。また、オールセラミック の色合いはかなり天然の歯に近いものになりますが、完全に同じものではありません。