矯正治療が終わり、装置が外れてもしばらくは注意してほしいことがあります。
矯正治療終了後、装置を外してすぐは、歯の周囲を支えている骨が柔らかいため、歯がまだ揺れてしまっています。そのため、ワイヤーや、マウスピースのリテーナーで歯が動かないように固定する必要があります。
ワイヤーの固定の場合は、お掃除が難しくなり歯石がつきやすくなりますので、3か月に1度のメンテナンスに来院されることをお勧めしております。
また、ワイヤーで固定しているのに歯が揺れる場合は、固定が外れてしまっている可能性がありますので、後戻りしないようにすぐにご来院される必要があります。
マウスピースのリテーナーも数週間つけないでいると入らなくなってしまいます。
リテーナーをなくしたり、壊れたりした場合は、なるべく早くにご来院ください。
何もなく感じても、最初は、矯正装置を外した直後ののメンテナンスは3か月に1度ご来院いただき、経過を見て問題がなさそうでしたら、6か月に1度、1年1度と間隔をあけてメンテナンスにご来院されるとよいと思います。
部分矯正治療例

下の前歯のねじれを部分矯正で治します。治療前の写真です。
矯正治療後のリテーナーワイヤー

歯が並び、矯正装置を外して、歯の裏側にワイヤーでしっかりと歯の揺れを固定しました。
ワイヤーの部分はどうしても歯ブラシがしにくく、歯石が付きやすくなってしまいます。歯茎がはれたり汚れが残ってしまいますので、3か月に1度のメンテナンスにお越しいただいております。
~部分矯正治療の注意点~
部分矯正治療で歯並びを治す場合、歯の入る場所を作るために歯と歯の間を削って隙間を作ったり、噛み合わせの強く当たる部分は削って調整することがあります。通常しみることはありません。
また、終了期間はおおよその目安となります。歯の動き等によって期間に個人差があります。期間の保証するものではありません。
〜このケースでかかった費用〜
部分矯正治療は保険外診療となります。
部分矯正モニター費用
総額¥235,400-(税込み)
(内訳 装置代¥218,900-(税込み)検査代¥16,500-(税込み))
本日のブログまとめ
「ついに矯正治療が終わって装置が取れた!これで自由になった!」
と喜んでいる方も多いでしょう。しかし、実は矯正治療が終了して装置を外した後もしばらくの間は注意が必要です。
矯正装置が外れた直後の歯は、周囲を支える骨がまだ柔らかく安定していません。そのため、歯が再び動きやすい状態にあり、放置すると後戻りしてしまうことがあります。これを防ぐために、『リテーナー』と呼ばれる装置(ワイヤータイプやマウスピースタイプ)を使って、歯をしっかり固定しておく必要があります。
ワイヤータイプのリテーナーの場合
ワイヤーで歯を固定している間は、歯のお掃除が難しくなり、歯垢や歯石が溜まりやすくなります。そのため、特に注意して毎日の歯磨きを行い、3ヶ月に一度、歯科医院でプロのメンテナンスを受けていただくことをお勧めします。
また、「ワイヤーをつけているのに歯が揺れる…」と感じた場合は、ワイヤーが外れたり緩んでしまっている可能性があります。すぐに歯が後戻りしないよう、できるだけ早く神田ふくしま歯科にご来院ください。
マウスピースタイプのリテーナーの場合
マウスピースタイプのリテーナーは数週間でも装着しない期間が続くと、再び装着できなくなってしまうことがあります。マウスピースを紛失したり、破損してしまった場合は、できる限り早めにご連絡・ご来院いただくことが大切です。
治療後のメンテナンスについて
特に問題を感じていなくても、矯正治療が終わった直後は、まず3ヶ月に一度のペースでご来院いただき、歯の状態を細かくチェックすることをお勧めしています。経過が順調で問題がなければ、その後は半年に一度、さらに問題がなければ1年に一度と、徐々に間隔をあけて定期メンテナンスに通っていただけます。
「装置が外れて嬉しいけど、ちゃんと歯をキープできるかな…」
「リテーナーが壊れたり、歯が動き始めたらどうしよう…」
そんな不安や疑問がありましたら、どんな小さなことでも神田ふくしま歯科にお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフがあなたの大切な歯並びを維持するために、しっかりとサポートさせていただきます。
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