No73 歯と歯の間の歯茎が歯茎の再生治療で上がる場合があります。

通常、歯と歯の間の歯茎は歯茎の移植では回復しないことが知られておりますが、場合によっては多少歯と歯の間の歯茎が回復する場合があります。

 

今回は、下の前歯6本の表側と歯と歯の間の歯茎を回復させたケースをご紹介いたします。


歯と歯の間の歯茎が回復したケース

リグロスを併用した歯茎の再生治療
リグロスを併用した歯茎の再生治療

下の前歯の歯茎が下がって気になるということでご来院されました。

 

歯の長さが長くなってしまっていることと、歯と歯の間の歯茎が少し下がって隙間ができてきています。

リグロスを併用した歯茎の再生治療 
リグロスを併用した歯茎の再生治療 

歯茎の移植時に、骨の再生治療で使用するリグロスⓇを併せて使用することで、歯茎のボリュームが通常の移植に比べて増します。

 

術後の腫れも通常より大きくなりますが、歯茎の回復量は大きくなります。

リグロスを併用した歯茎の再生治療 
リグロスを併用した歯茎の再生治療 

リグロスを併用したためか、歯と歯の間の隙間が少なくなり増した。

 

歯茎の再生治療のページ


歯茎の再生治療の注意

 

お写真を見ていただいてわかるように歯茎が回復しております。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。お写真では、画面上前歯の再生治療を行っております。また、合わせてオールセラミックの再治療を行なっております。

 

歯茎が下がって歯の根が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。

 

歯茎の再生治療は保険外診療となります。このケースでは、歯茎の再生治療15万4千円(税込)とオプションでリグロス使用4万4千円(税込)かかりました。

 

 

また、歯茎の再生治療はリスクもあります。外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません


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