「歯と歯の間の歯茎も回復させたケース」
歯と歯の間の歯茎が下がってしまうと、隙間が目立ち、見た目や機能面で気になる方も多いです。通常、歯と歯の間の歯茎は歯茎移植治療では完全に回復するのが難しいとされていますが、確実性があるわけではありませんが、状態によっては部分的に回復が見られることがあります。
今回ご紹介するのは、下の前歯6本の表側と歯と歯の間の歯茎を回復させたケースです。治療では、歯茎の再生を促す処置を行い、歯と歯の間に自然なラインができるよう調整しました。術後は、歯茎のラインが整い、見た目が自然な仕上がりとなりました。
患者様からは「気になっていた隙間も少し目立たなくなって良かったです」と、控えめながらも安心したご感想をいただきました。歯茎の回復によって、見た目が改善されるだけでなく、健康的な口腔環境の維持にもつながります。
歯茎の下がりや隙間でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。お一人おひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案いたします。
歯と歯の間の歯茎が回復したケース

下の前歯の歯茎が下がって気になるということでご来院されました。
歯の長さが長くなってしまっていることと、歯と歯の間の歯茎が少し下がって隙間ができてきています。

歯茎の移植時に、骨の再生治療で使用するリグロスⓇを併せて使用することで、歯茎のボリュームが通常の移植に比べて増します。
術後の腫れも通常より大きくなりますが、歯茎の回復量は大きくなります。

「歯茎の再生治療で自然な見た目に改善」
歯茎が下がって歯が長く見える状態や、歯と歯の間の隙間が気になる方に対して、歯茎の再生治療を行いました。この治療では、下がっていた歯茎を自然な位置に回復させ、歯の長さを整えることで、より自然でバランスの良い見た目を実現します。
また、歯と歯の間の歯茎も部分的に回復したため、隙間が目立たなくなりました。治療後は、歯の長さが短くなり、全体のバランスが改善されたことで、見た目の不自然さが解消されました。
歯茎の下がりや歯の隙間が気になる方にとって、歯茎の再生治療は自然な仕上がりと健康的な口腔環境を取り戻す有効な方法です。
歯茎の再生治療の注意
お写真を見ていただいてわかるように歯茎が回復しております。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。お写真では、画面上前歯の再生治療を行っております。また、合わせてオールセラミックの再治療を行なっております。
歯茎が下がって歯の根が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。このケースでは、歯茎の再生治療15万4千円(税込)とオプションでリグロス使用4万4千円(税込)かかりました。
また、歯茎の再生治療はリスクもあります。外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません
リグロスの注意
リグロスの効果
リグロスは歯周組織欠損部の未分化間葉系細胞、歯根膜由来細胞に対して増殖促進作用を示すとともに血管新生を促進します。これらの作用により増殖した細胞は骨芽細胞、セメント芽細胞へと分化し、歯槽骨、セメント質及び歯根膜の新生や結合組織性付着の再構築により歯周組織が再生されます。そのため、歯周炎による歯槽骨の欠損の治療薬として承認されています。歯茎の再生治療(結合組織移植術)でリグロスを使用することで、従来以上に移植後の歯茎の厚みが維持でき、また歯茎の再生量が増えます。
用法・用量
歯茎の移植時に直接歯茎に塗布します。
副作用・リスク
リグロスを使用すると通常の歯茎の再生治療に比べて、腫れが大きく、期間も長くなります。
主な副作用として、適用部位における歯肉白色化、歯肉紅斑、腫脹および頭痛などが報告されています。
費用
歯茎の再生治療時に使用した場合、処置代に加えて¥44,000-(税込み)が別途かかります。
無料カウンセリングお問い合わせ
神田ふくしま歯科
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