歯と歯の間にできる「ブラックトライアングル」という悩み
「歯並びは整ったのに、鏡を見ると歯と歯の間に黒い隙間ができてしまって気になる…」
そうお悩みの患者さまがいらっしゃいました。歯と歯の間にできる三角形のすき間は「ブラックトライアングル」と呼ばれ、歯が長く見えて老けた印象を与えてしまいます。
矯正後によくある患者さまのお悩み
このようなお悩みは、実は矯正治療後に多く見られます。歯並びがきれいになっても、歯ぐきが下がったことでブラックトライアングルが目立ち、「笑ったときにどうしても気になる」とご相談に来られる方は少なくありません。
歯ぐきの再生で自然なラインを回復
今回の患者さまには、歯ぐきを回復させるための「増骨矯正治療」を行いました。歯と歯の間に失われていた歯ぐきや骨の支持を補い、自然なラインを取り戻すようにアプローチしました。
治療後、気になっていた黒いすき間は改善されました。長く見えていた歯も少し短すぎるくらいに短く見えるようになりました。
ブラックトライアングルは治療できるの?
ブラックトライアングルは、通常の矯正やホワイトニングでは改善できないケースが多いですが、歯ぐきの再生治療を組み合わせることで解決できる可能性があります。
適用できる治療は人によって異なります
ただし、歯ぐきの厚みや骨の状態、歯の形によって適用できる治療法は異なります。患者さま一人ひとりに合った方法を選ぶことが大切です。
神田ふくしま歯科の無料カウンセリング
「矯正したのに歯と歯の間の隙間が気になる」「ブラックトライアングルをなくしたい」と思っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
神田ふくしま歯科では、歯ぐきの再生治療を含めた審美的なお悩みに対して 無料カウンセリング を行っています。まずはお気軽にご相談いただき、あなたに合った治療方法を一緒に考えていきましょう。
無料カウンセリングお問い合わせ
神田ふくしま歯科
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JR神田駅北口(モンダミン口)より徒歩1分 東京駅の隣の駅です。
~増骨矯正治療の注意~
ブラックトライアングルを見えなくする増骨治療は保険外診療となります。お写真のケースでは22万円(税込)の費用が掛かりました。
骨の再生治療はインプラント治療や歯周病治療などで大切な役割を果たしますが、外科的な処置であるため一定のリスクが伴います。
手術後は数日から1週間ほど腫れや痛みが出ることがあり、多くは時間とともに落ち着きますが、鎮痛薬や冷却で対応できます。処置直後に少量の出血が見られることもありますが、強いうがいや喫煙は出血を長引かせる原因となるため注意が必要です。
まれに細菌感染を起こすことがあり、その際は抗生物質の服用や追加の処置が必要になります。移植した骨補填材や膜が露出する場合や、骨が一部吸収されて十分な再生が得られないこともあります。
また、年齢や全身の健康状態、喫煙習慣、口腔清掃の状態によって効果には個人差が生じます。ごくまれには神経や隣接する歯への影響、強い腫れによる一時的な開口障害などが起こる可能性もあります。
これらのリスクはありますが、事前に十分な診査診断を行い、術後に適切な管理を続けることで多くは予防や軽減が可能ですので、不安な点があれば遠慮なくご相談ください。
また、骨の再生治療に人工骨や歯周組織再生材を使用する場合、厚生省の認可の取れているものが複数あります。用途に合わせて選択されるとよいでしょう。