歯周内科治療について

歯周内科治療は細菌検査を取り入れた新しい歯周病治療のスタイルです。

歯周内科治療といっても聞きなれない方も多いのではないでしょうか。歯科の診療科目にはもちろん入っていません。歯周内科治療は、歯周病の原因の菌を薬の助けも借りて治す治療をいう造語です。歯周内科治療は歯周病の原因になる細菌やカビをお薬で減らすということに特徴があります。

 

歯周内科治療ではお口のかのカビを取るところに特徴があります。


歯周病にカビが関係しているというお話を知らない方も多いのではないでしょうか。歯周病を悪化させる原因にカビが影響していると言われ始めて10年以上たちました。日本の歯科医師が見つけた抗真菌剤という抗カビ剤を使用した歯周病治療の補助療法です。


抗カビ剤を使用して歯ブラシをすると、お口の中がつるつるとして汚れが付きにくい感じを体感されることが多いので効果を感じていただけることが多いのですが、抗カビ剤に関しましては現在のところよくわかっていないことも多いのが実態です。


歯周内科は細菌検査を行い、原因の菌をお薬で減らします。

 

お口の中の汚れをプラークと呼んでいますが、プラークの中に活動性の細菌やカビがいることが位相差顕微鏡による観察で知られるようになりました。原因の菌をお薬取り除けるのではないかということで、細菌に効果のある抗生剤と、カビに効果のある抗真菌剤を使用して効果的に細菌を取り除く方法が歯周内科治療になります。

 

歯周内科治療ではメンテナンス時にも細菌検査を行います。


歯周内科治療では細菌を除去した結果を位相差顕微鏡で確認することで成果を確認します。細菌が残っていたり、しばらくして再発した場合は、さらに処置をしますし、細菌がいなければメンテナンスでよいため、歯周病治療の効果を判定しやすいというメリットがあります。

 

歯周内科の注意点


しかしながら、注意しなくてはいけないことがあります。歯周内科というとお薬だけで歯周病を治すというイメージがついてしまっているようで、薬だけで歯周病が治ると早合点してしまう患者様もいらっしゃいます。これは大きな間違いで、しっかりと歯石を取ることや歯ブラシをすることは歯周内科治療を行う上でも必要です。

 

歯周内科の有効な利用方法


歯周内科治療は歯茎の中の歯石を取る前やインプラントなどの外科治療を行う前に行うことで細菌が体内に入り込むことを防ぎます。そのため、重度な歯周病治療などでは治療の初期の段階で歯周内科を行い、歯茎の腫れを改善させた後で歯石取りや歯のない部分の治療を行うことがよいでしょう。

 

初期の歯周病などで、細菌検査をせずにやみくもに長期間お薬を使用することは耐性菌を作ることになるため、何度も繰り返して歯周病の薬を飲むことは勧められません。最初にお薬を飲んで細菌をなくした後は細菌を増殖させないようにして再度お薬を飲まなくてよいようにする必要があります。そのためには定期的に細菌検査を行い、細菌に有効な薬剤を使用したメンテナンスを定期的に行う必要があります。


歯周内科治療の流れ

歯周内科治療の流れ

      高解像度位相差顕微鏡検査をしてカウンセリングを行います.

      歯周組織精密検査を行い、ジスロマック錠(アジスロマイシン錠)とファンキゾンシロップのお渡し

      ディープスケーリングのご予約の5日前より3日間ジスロマック錠(アジスロマイシン錠)を服用してもらいます。ファンキゾンシロップは1本使い切るまで使用していただきます.

      ディープスケーリングを行っていきます.

      1週間後に再評価精密検査を行います.

歯周内科の簡単な流れのパターン

一番単純なケースの場合のご紹介です。(初期の歯周病で歯茎の腫れが大きい方などはこのパターンとなる場合が多いでしょうが、重度のケースなど一概にこの流れ通りにはなりませんのでご注意ください。)

 歯周内科特有の歯周病治療の流れです。

 

 STEP1 口腔内細菌検査を行い、歯周用と歯周内科治療の説明

 位相差顕微鏡で歯周病菌の状態を確認します通常の歯周病の検査と併用します。
 また、治療中や治療後など比較のために細菌検査の結果を動画撮影で記録します。
 細菌検査の結果、特殊な状態になっている場合はその細菌の熟成状況をご説明します。

 歯周病は感染症であり、通常に口腔内に生息する細菌によって発生する生活習慣病です。そのため、細菌検査の結果でわかる歯周病菌の説明だけでなく、ご家庭での口腔ケアや生活習慣について詳しく説明します 。また、おタバコの習慣は特に問題になりますので、しっかりと確認させていただきます。
 
STEP2  ご家庭での口腔ケア(細菌検査の結果、カビや歯周病の原因菌が多い状況の場合)

 細菌の状況がわかったら、状況に合わせてお薬をお出しします。
もちろん、お薬だけでは効果が半減しますので、口腔ケア(歯みがきなど)と生活習慣の改善努力も必要です。

 薬剤の服用(内科的治療)、真菌(カビ)対策用抗真菌剤(ハリソンシロップ)を使用した歯みがきを行っていただきます。
 薬の服用はアジスロマイシン(ジスロマックのジェネリック医薬品)を1週目の3日間飲んでいただき、抗真菌剤の歯みがきは1週間行っていただきます。
 
STEP3  口腔内細菌検査で結果の確認を行います。

 1週後に歯周病菌の減少具合を位相差顕微鏡で確認します。この段階で歯周病菌の減少、歯周ポケットの改善が確認できた方は治療終了になります。その場合、治療後のご家庭での口腔ケア、および歯周病メインテナンスについて詳しくご説明します 。
 歯周ポケットの改善が不完全な中程度以上の歯周病の方はこの後歯茎の中の歯石をお取りしていくことになります。
 
歯周内科治療はこのように、歯周病の初期の段階で歯周病菌をお薬を使用して減らす方法です。これだけで終わる方は、従来のの歯周病治療でもそれ程長期化せずに終わる方だと思いますが、初期の段階で細菌が減少するため、歯茎が腫れたりしている方、歯ブラシのへたな方には初期の段階で炎症が引くので有効な方法だと思います。


歯周内科治療の料金

<歯周内科治療はすべて自費治療になります.>

l   デジタルパノラマレントゲン

l   高解像度位相差顕微鏡検査(細菌治療カウンセリング)

→歯周病菌の量的変化、白血球の状態を判定する検査です.

l   ジスロマック錠 (アジスロマイシン錠)

→歯周病原因菌を殺菌するマクロライド系抗菌薬です。

l   ファンギゾンシロップ

→カビを殺菌する抗菌薬です.

l   ディープスケーリング

→歯肉縁上に付着している歯石を超音波スケーラーで取り除き、高濃度活性化HCLOにて歯周ポケット内の歯周病原因菌を溶解する治療法です.

l   再評価精密検査

→ディープスケーリング後1週間経過した歯肉の検査です.


                                         
合計料金¥50,000−(税別)


歯周病のリンクページ


歯周内科に関するブログ

歯周内科治療をする場合の流れについて

歯周病の状態が悪く、歯周病菌を減らす必要がある場合に歯周内科治療をお勧めすることがあります。歯周内科治療を行う際の治療の流れをご説明いたします。

 

歯周病が進行して歯ブラシだけでは炎症が引かない場合もあります。

歯周内科治療の流れ

      高解像度位相差顕微鏡検査をしてカウンセリングを行います.

      歯周組織精密検査を行い、ジスロマック錠(アジスロマイシン錠)とファンキゾンシロップのお渡し

      ディープスケーリングのご予約の5日前より3日間ジスロマック錠(アジスロマイシン錠)を服用してもらいます。ファンキゾンシロップは1本使い切るまで使用していただきます.

      ディープスケーリングを行っていきます.

      1週間後に再評価精密検査を行います.

 

歯周内科治療のページ

 

歯周内科治療は、1時的に菌をなくす方法です、その後のケアが悪いと歯周病菌が増えてしまうことがあります。

 

また、歯周内科治療は保険外診療となります。料金は5万円(税別)となります。

 

神田ふくしま歯科

東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F スターバックス上

03−3251−3921


歯周病の外科治療後のメンテナンスについて

手術後のメインテナンスについて

神田ふくしま歯科では歯茎や骨の再生治療・歯周外科治療といった様々な手術を行っております。
これらの手術を行うことで、歯茎の形を改善し、骨の量を増やし、歯茎の中の歯石を除去することができます。
しかし残念ながら、
「手術を受ければ、気になるところがあっという間に治る」 というわけではありません。

 

手術後のケアがかなり重要になります!!

 

・手術後のメインテナンス:SPT
手術は患者さんにとって負担の大きいものですから、手術の回数はなるべく抑えることが理想です。
しかし歯周病が中等度以上に進行したケースでは、歯茎のなかに大量の病原菌が存在しているため
完全な治癒が難しいことがあります。一度治癒しても突然悪化してしまい、再手術が必要となる場合もあります。

そのため手術後、手術部位を悪化させないためのメインテナンスが必要になります。

近年、国内外の歯周病学会にて手術後のメインテナンスは重視されています。
そのため通常のメインテナンスと異なる、術後のメインテナンスのことを
「サポーティブペリオドンタルセラピー(Supportive Periodontal Therapy)」と呼び、「SPT」と略しています。
また日本歯周病学会ではSPTの定義を
「歯周基本治療、歯周外科治療、修復・補綴治療により症状安定となった歯周組織を維持するための治療」
と定めています。
(日本歯周病学会, 歯周病の診断と治療の指針、2007)

 

・SPTの流れ
SPTの具体的な方法は医院により多少差がありますが、本院では以下のようなSPTを行っています。


①手術終了 1週間~4週間
週1回の頻度で患者さんに来院していただき、手術部位の経過を確認します。
この期間の設定は「通常手術後の創傷治癒には4週間以上の期間を有する」という科学的データに
基づいて行っています。
確認後、手術部位に刺激を与えないよう注意しながら、手術部位の歯垢(プラーク)除去・消毒をします。
  (手術後1ヶ月間、刺激を避けるため患者さんには手術部位のブラッシングを止めていただいています。)

 

②手術終了 4週間~6週間
手術から4週間以上経過すると、ほとんどの方は歯茎の見た目が元通りになっています。
しかし歯茎の内側では歯茎や骨の再生が続いており、歯茎への強い刺激は再生の障害となります。
そのため「手術後の特別な歯ブラシ」としてスーパーソフトの歯ブラシを差し上げています。
この歯ブラシで歯茎を触らないよう、歯を撫でるように磨いていただくようご説明します。

 

③手術終了 6週間~
手術部位の経過を確認後、通常の歯ブラシでのブラッシングに移行していただきます。
この時期になると歯茎も安定するので、今後は「手術部位の後戻りを防ぐケア」を行っていきます。
ケアの内容はスケーリング・歯面研磨・フッ素塗布など、通常のメインテナンスと同様のものになります。
6週間目以降は手術内容により経過観察の期間が異なります。
歯茎の再生手術なら2~6ヶ月間、骨再生手術なら2ヶ月間、インプラント手術で6ヶ月間となり、
1ヶ月に1度の間隔を目安に来院していただきます。

 

・費用・時間について
SPTのご予約時間は30分を目安にお取りしています。費用は1回につき5,000円(税別)頂戴しております。

 

歯周病のページ

 

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神田ふくしま歯科

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歯茎の中の歯石取りについて

あなたは、歯茎の中の歯石をしっかりととった事はありますか?

 

歯周病の方の歯石で大きな問題になるのは、歯茎の中に入り込んだ歯石です。歯茎の中の歯石は場合によっては麻酔をしないと痛くて取れません。

 

歯周病が進行していて、麻酔をして歯石を取ったことがないと言う方は、今後歯周病がさらに進行してしまうのかも知れません。

 

しっかりと歯茎の内部の歯石を除去している歯科医院を探すのが大切になります。


歯茎の中の歯石

歯茎の中の歯石
歯茎の中の歯石

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お写真では、歯茎の内部にある歯石を歯茎を開いた状態で確認しています。歯の根っこに大きな歯石がこびりついています。

 

歯茎の中の歯石は血液成分が混じっているため、見た目に黒く、歯茎の外側の歯石に比べて非常に固くて取り除くのが困難な場合が多いです。

 

固くて完全に取れない場合は、歯茎を開いて歯石を取る場合も有ります。

 

歯茎の内部にお写真のような大きい歯石がついてしまっているとどんなに歯ブラシを頑張って行っても歯周病は進行し続けてしまいます.確実に歯茎の内部の歯石を取り除く事が重要になります.

 

歯周病治療に関しましては歯周病の項目をご覧ください。下記のリンクページをクリックしてご覧いただけます。

 

歯周病のページ

 

歯周病治療を希望される方は、ただいま無料カウンセリングを行なっております。この機会にご利用ください。

 

無料カウンセリングお問い合わせ

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JR神田駅北口より徒歩1分 (東京駅の隣の駅です。)

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0120−25−1839

歯周病は家族でうつってしまうしまう事があります.

歯周病の原因菌は人から人に容易にうつってしまいます.そのため、特にご家族で重度の歯周病にかかってしまっている方は要注意です.

 

そういった場合は、歯周病が初期の段階で細菌検査を行う事をお勧めしております.歯周病に影響の強い菌がいる場合は菌を減らす治療をする事をお勧めします.

 

歯ブラシの状態が良いのに歯周病が進行している方などは歯周病菌の中でも強力な菌に感染してしまっている場合があります.

 

こういった場合は、細菌検査、歯周内科治療(お薬で歯周病菌を減らす治療)を行う事をお勧めしております.

 

歯周内科治療に関しましては下記のリンクページをご覧ください.

 

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歯周病の細菌検査を希望される方はお問い合わせください.5千円程の治療費となります.

 

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歯槽膿漏で寿命が縮む?

歯槽膿漏は単にお口の病気とは言えないことが知られてきています。

 

歯槽膿漏で寿命が縮むということも現実として起こってしまうかもしれません。歯槽膿漏では体の血管が悪くなることも報告されつつあります。

歯槽膿漏はお口だけの病気?

歯槽膿漏の炎症はお口の中だけで納まるものではありません。全身に影響を及ぼします。ただ、歯槽膿漏の治療はお口の中の治療をしないと治りません。


歯槽膿漏は歯周病が進行した時に炎症で歯茎の中から膿が出ることです。ニキビなどで膿が出るのと基本的に同じです。細菌が原因で炎症が起こる場合は、体を守る細胞が炎症の原因の菌を細胞に取り込んで一緒に体外に出る防御反応が膿の出る仕組みになります。


歯槽膿漏になってしまったら、歯茎の中に細菌が繁殖して、歯石やバイオフィルムと言って歯ブラシでは取り除けない膜をつくっています。そのバイオフィルム内で細菌が増殖してしまいます。つまり体を守る細胞が負けてしまっている状態で、細菌の増殖に追いつかず、膿が出続けてしまいます。

 

歯槽膿漏の原因のバイオフィルムをしっかりと歯医者に行ってクリーニングで取り除く必要があります。通常のクリーニングでは難しく、しっかりと麻酔をするなどして歯茎の中に入り込んで固まっている歯石を取り除く必要があります。


完全に取り除かないと一時的に腫れが引いたり膿が落ち着いてもまた再発します。場合によっては歯周外科と言って歯茎を開いてしっかりと歯石が見える状態にしたうえで取り残し無く歯石をお取りする必要があります。

 

また、歯槽膿漏は強い口臭の原因となります。

 

歯周病菌がたんぱく質を分解するときにメチルメルカプタンという有毒ガスを発生させますが、このガスが口臭の原因となります。

魚の血なまぐさいにおいといわれたりしています。

 

口臭は自分ではわからない場合が多いので、なかなか見つかりません。定期健診などで歯槽膿漏と言われたらしっかりと治療した方が良いでしょう。


また、歯槽膿漏のにおいがしてしまったら、重度な歯周病の可能性があります。重度の歯周病は治療が困難で通常の歯石取りでは治りません。状況によっては歯を抜くことを検討する必要があります。

すぐに歯周病の確認をしたほうがいいでしょう。

 

歯槽膿漏のページ

 

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歯茎の中の歯石取りについて

歯周病が進行してしまう原因に歯茎の中の歯石があります。


歯茎の中の歯石をしっかりと取ることが重要になります。


歯茎の中の歯石

歯茎の中の歯石
歯茎の中の歯石

歯茎の上に見えている歯石を取って歯茎の腫れが落ち着いてきましたら、次のステップに移ります。

 

今度は歯茎の中の歯石を取ります。歯周病の進行が軽度な場合はほぼすべての歯石を歯茎の中から取ることができます。歯周病が進行してしまった場合は、歯茎の中が見えない状態ですので、完全に歯石を取り除くことができません。

 

通常、全体的に歯石がついている場合は6回に分けて歯石をお取りします。歯茎の中の歯石は麻酔をしてお取りすることが多いです。

 

全体的に歯石をお取りした後1ヶ月ほどして歯茎の検査を再度行い、歯周病のなおり具合を確認します。

 

歯周病が進行している場合は、通常この後に歯周外科処置と言って、歯茎を開いて中の歯石を取るステップに入ります。骨が吸収してしまっている場合は骨の再生治療を行うこともあります。

 

歯茎の内部にお写真のような大きい歯石がついてしまっているとどんなにはブラシを頑張って行っても歯周病は進行し続けてしまいます.確実に歯茎の内部の歯石を取り除く事が重要になります.

 

歯周病治療に関しましては歯周病の項目をご覧ください。下記のリンクページをクリックしてご覧いただけます。

 

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歯周病治療は歯茎の腫れが引いてから行います。

歯周病治療と言うと歯茎の腫れを取るものだと思われている方がいらっしゃいます。

 

しかしながら、歯茎の腫れは歯ブラシを丁寧に行えば引きます。歯周病は歯茎が腫れていなくても進行する病気です。歯周病は、歯茎の内部に細菌が増殖することによって、歯茎の内部の組織や骨を溶かします。歯茎の腫れがないからと言って歯周病の心配がないわけではありません。

 

歯周病の治療の最初のステップ、歯ブラシの確認が済み、磨けるようになりましたら、今度は歯石取りになります.歯茎が腫れて炎症を起こしている状態ではまだ、歯石を取ると出血や麻酔が効きにくいため痛んでしまうため,歯茎の腫れが引いてから歯石をお取りしていきます.

 

まずは歯茎の上に見える白っぽい固まりをお取りしていきます.中にはご自身の歯だと思われている場合もありますが、歯石の固まりになっている場合もあります.歯茎の内部の歯石は歯茎の上の歯石を取り除いて歯茎からの出血がある程度落ち着いてから行います。

 

歯石をお取りした後、知覚過敏になってしまう事もありますが、知覚過敏の処置をして落ち着かせます.知覚過敏になってしまっても歯石を取る方を優先する必要があります.

 

歯周病治療に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させていただいております。クリックしてご覧ください。

 

歯周病のページ

 

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歯周病の外科治療後のメンテナンスについて

神田ふくしま歯科で外科処置を受けられた方は、治療後の消毒やメンテナンスもお越しいただくようにしていただいております。

 

手術後しばらくはご自身で手術部位の歯ブラシは避けていただいております。

 

例えば、歯茎の再生治療をされた方は1ヶ月間術部の歯ブラシをしないようにしていただいております。歯ブラシをせずに消毒液でうがいをしていただいています。これは、歯茎が落ち着くまでに歯ブラシをしてしまうと歯茎が動いてしまい治癒を妨げてしまうためです。

 

うがいだけでは、歯に汚れがついてしまうことがありますので、術後2週に一度病院の方でクリーニングをしっかりと致しております。料金は¥5,500ー(税込)かかりますので、外科の料金とセットだとお考えいただいております。

 

神田ふくしま歯科では歯茎の再生治療以外にも骨の再生治療・歯周外科治療といった様々な手術を行っております。

これらの手術を行うことで、歯茎の形を改善し、骨の量を増やし、歯茎の中の歯石を除去することをおこなっております。


しかし残念ながら、
「手術を受ければ、気になるところがあっという間に治る」 というわけではありません。

 

手術後にご自身の体の治癒力で、悪くなっている部分を再生させていきます。骨折をした後ギブスをして骨が動かないようにすることで、体の治癒力が働いて骨がくっ付くように、歯科で行う外科的な方法の目的は、体の治癒力が働けば回復するような状態にすることです。

 

手術後はしっかりとメンテナンスをして炎症を起こさないようにする事が体の回復を手助けします。

 

・手術後のメインテナンス:SPT
手術は患者さんにとって負担の大きいものですから、手術の回数はなるべく抑えることが理想です。
しかし歯周病が中等度以上に進行したケースでは、歯茎のなかに大量の病原菌が存在しているため
完全な治癒が難しいことがあります。一度治癒しても突然悪化してしまい、再手術が必要となる場合もあります。

そのため手術後、手術部位を悪化させないためのメインテナンスが必要になります。

近年、国内外の歯周病学会にて手術後のメインテナンスは重視されています。
そのため通常のメインテナンスと異なる、術後のメインテナンスのことを
「サポーティブペリオドンタルセラピー(Supportive Periodontal Therapy)」と呼び、「SPT」と略しています。
また日本歯周病学会ではSPTの定義を
「歯周基本治療、歯周外科治療、修復・補綴治療により症状安定となった歯周組織を維持するための治療」
と定めています。
(日本歯周病学会, 歯周病の診断と治療の指針、2007)

 

歯周病治療をお考え方は下記のリンクページに詳しい内容を記載させております。クリックしてご覧ください。

 

 

歯周病のページ

 

また、歯周病が進行してしまった方の無料カウンセリングを行っております。この機会にご利用ください。

 

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ご存知ですか?歯周病はメンテナンスだけでは治りません.進行します.

最近、別の歯科医院でメンテナンスをしているけど歯周病が進行してしまっていると言う方のご来院が増えています.これは、歯科医院の構造的な問題によるものだと考えております.

 

 多くの歯科医院に取って歯周病治療は治すものではなく、経過を見るものになっています。衛生士さんが少し時間を取って超音波器具で歯石を取るくらいならまだよい方で、衛生士さんがいない病院も多く存在します。歯周病が悪くなったら歯を抜いてインプラントや入れ歯にしましょうという病院が非常に多いのが現状だと思います。

 

歯周病治療は歯茎の中の歯石を完全に取り除き、患者さんの歯ブラシが適正で再度歯茎の中に歯石がつかない状態にしないと治りません。

 

多くの歯科医院では、歯茎の中深くについてしまった歯石を歯科衛生士さんががんばって取るだけで、実際に目で歯石の取り残しを確認していません。歯茎の中の歯石をしっかりと見ながら取るには歯茎を切って開いて拡大鏡で見ながら取る必要があります。

 

深い歯周病の歯茎の中の歯石は歯茎を切らずに行うと半分以上の歯石を取り残すことが報告されています。実際目で見ないで歯石を取ることはかなり難度の高く正確性の低い治療となります。

 

また、神田ふくしま歯科では歯周病菌を詳しく検査するために細菌検査を行っております.細菌検査でしっかりと歯周病菌の量、種類を確認する事で歯周病のリスクをしっかりと確認する事が可能になります.歯周病の方は細菌検査は定期的に行う事をお勧めしております.

 

歯周病治療の総合的なページは下記のリンクページとなります.歯周病治療をお考えの方はクリックしてご覧ください.

 

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神田ふくしま歯科ブログ 歯石取りについての注意

歯茎の腫れを気にしてご来院していただく患者様がいらっしゃいます。

歯石を取れば直ぐ治ることはなく、まずは歯ブラシを最低でも1日1回は15分程かけてじっくりと磨く必要があります。もちろん1回でよいという訳ではありません。

 

しっかり磨けるようになると歯茎が引き締まります。

 

歯茎が引き締まった状態で歯石をお取りします。そうすると、歯石を何度も取る必要がなくなります。歯石を何度も取るとしみるようになってしまいますので、まずは歯ブラシを上手にできるようになって頂いて、歯石がつきにくくなってから歯石をお取りします。

 

また、歯ブラシが上手く出来ない方などは抗菌治療を併用する場合があります.歯周病の細菌検査を行って歯周病菌が減らない場合で歯周病が進行してしまっている方はお薬で歯周病原因菌を減らす事をお勧めする場合もあります.

 

歯周病に関して全体的な説明を知りたい場合は、下記のリンクをクリックしてご確認ください。

 

歯周病のページ

 

ただし、進行してしまった歯周病の歯石は歯周外科と言って、歯茎を開いて見える状態にして歯石をとらないと歯石を取り残してしまい、お痛みや歯周病が進行する原因になってしまいます。

 

歯周病治療をお考えの方は、ただいま無料カウンセリングを行っておりますのでご利用ください.無料カウンセリングにて治療方法のご説明、お見積もりのお渡しをいたします.

 

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歯周内科治療の料金について

神田ふくしま歯科では、歯周病の炎症が強い方に歯周内科治療を行なっております。

 

歯周内科治療は、お薬を使用して一時的に急速に、歯周病の原因菌をなくす方法として知られています。ただ、その後のケアが悪いとまた、歯周病が再発してしまいます。


歯ぐきの腫れ
歯ぐきの腫れ

細菌検査の結果、歯周病の原因菌が多い方には歯周内科治療をお勧めしております.

 

歯周内科治療は、短期間に歯周病菌の改善が期待できます.

 <歯周内科治療はすべて自費治療になります.>

l   デジタルパノラマレントゲン

l   高解像度位相差顕微鏡検査(細菌治療カウンセリング)

→歯周病菌の量的変化、白血球の状態を判定する検査です.

l   ジスロマック錠 (アジスロマイシン錠)

→歯周病原因菌を殺菌するマクロライド系抗菌薬です。

l   ファンギゾンシロップ

→カビを殺菌する抗菌薬です.

l   ディープスケーリング

→歯肉縁上に付着している歯石を超音波スケーラーで取り除き、高濃度活性化HCLOにて歯周ポケット内の歯周病原因菌を溶解する治療法です.

l   再評価精密検査

→ディープスケーリング後1週間経過した歯肉の検査です.

 

  

歯周内科治療は、保険外診療となります。

 

 

                  

 

 

上の一連の流れで治療セットで行なった場合¥110,000ー(税込)となります。 

 

歯周内科治療のページ

 

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歯周内科治療を行う場合は細菌検査を行います。

細菌検査
細菌検査

お口の中にいる細菌を位相差顕微鏡で見た画像です.

プラーク中の細菌の状態を確認しております.


螺旋状の菌が大量にいる場合は歯周病の活動が活発であると判断ンしております.正常な歯茎の方はこの螺旋状の菌が見つかる事が少なく、この菌が見つかるかどうかが歯周病の指標と判断しております.


また、カビも顕微鏡にて確認する事が可能です.成熟したカビが大量に見つかる場合はかなり強固に歯茎の内部に炎症が入り込んでしまっている可能性が高いと考えております。


歯周内科に関しましては下記のリンクページに詳しい内容が記載されております.ご興味のある方はクリックしてご覧ください。


歯周内科のページ


歯周内科治療をご希望の方は無料カウンセリングを行っておりますのでご利用ください.ただ、初診時に細菌検査を希望される方は、検査代が¥3,000−(税別)かかります.


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JR神田駅北口より徒歩1分

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あなたの歯周病も歯周内科で解決するかもしれません.

歯周病は歯周病の細菌感染が原因で進行します.歯ブラシを頑張っても歯科医院でメンテナンスに定期的に行っても歯周病が進行してしまうという方は,歯周病菌が原因かもしれません。

 

細菌検査など、歯周病の原因菌を確認して歯周病の進行してしまう可能性を確認します.

 

歯周病の細菌がいる場合は、歯周内科という歯周病治療の補助療法をご紹介しております。

 

治りにくい歯周病は細菌やカビが原因の場合もあります。そういった菌をお薬で効果的に減らす方法が歯周内科治療です。

 

歯周内科治療は保険外診療となります。歯石を取ってお薬を出すのに5万円(税別)かかります。

 

詳しくは歯周内科のページをご覧ください。

歯周内科のページ

 

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歯周内科治療の注意

 

歯周内科治療は保険外診療となります。料金は5万円(税別)となります。

 

 

また、歯周内科治療は、1時的に菌をなくす方法です、その後のケアが悪いと歯周病菌が増えてしまうことがあります

インプラント治療前に歯周病の治療を行います。

歯周病で骨の吸収がある場合は歯茎の内側まで歯周病が進行しています。歯周病の歯の横にインプラントを入れると歯周病菌がインプラントに付着することはおわかりになるかと思います。

 

しっかりと歯茎の中の歯石や歯周病菌を取り除いた状態にしてからインプラント治療を行います。つまり、インプラントを入れる周囲の歯が歯周病で炎症を起こしてしまっている状態を改善した上でインプラントを行います。

 

そのため,歯周病の方のインプラント治療はインプラントを開始するまでにしばらく期間がかかります.歯周病を治さずにインプラント治療を行うとインプラントの寿命が炎症などにより短くなる可能性が高くなりますので、歯周病の治療はインプラント治療を行う方には重要な事になります.

 

そのため、歯周病の方のインプラント治療は年単位お時間がかかる場合もあります。


歯周病の初期治療を早く終わらせる方法として、歯周内科治療という方法があります。歯周病菌を確認して歯周病菌を減らすお薬を使用する方法です。歯周病菌が減りますので歯周病の治療期間が短縮します。


歯周内科に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させていただいております。クリックしてご覧ください。


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インプラント治療を希望される方はただいま無料カウンセリングを行っておりますのでご利用ください。無料カウンセリングは御予約制となっております。ご予約をお取りになってからご来院ください。

 

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神田ふくしま歯科Blog あなたが歯周病でも治療している歯科医院は多くはありません。

最近、別の歯科医院でメンテナンスをしているけど歯周病が進行してしまっていると言う方のご来院が増えています.これは、歯科医院の構造的な問題によるものだと考えております.

 

 多くの歯科医院に取って歯周病治療は治すものではなく、経過を見るものになっています。衛生士さんが少し時間を取って超音波器具で歯石を取るくらいならまだよい方で、衛生士さんがいない病院も多く存在します。歯周病が悪くなったら歯を抜いてインプラントや入れ歯にしましょうという病院が非常に多いのが現状だと思います。

 

歯周病治療は歯茎の中の歯石を完全に取り除き、患者さんの歯ブラシが適正で再度歯茎の中に歯石がつかない状態にしないと治りません。

 

多くの歯科医院では、歯茎の中深くについてしまった歯石を歯科衛生士さんががんばって取るだけで、実際に目で歯石の取り残しを確認していません。歯茎の中の歯石をしっかりと見ながら取るには歯茎を切って開いて拡大鏡で見ながら取る必要があります。

 

深い歯周病の歯茎の中の歯石は歯茎を切らずに行うと半分以上の歯石を取り残すことが報告されています。実際目で見ないで歯石を取ることはかなり難度の高く正確性の低い治療となります。


また、神田ふくしま歯科では歯周病菌を詳しく検査するために細菌検査を行っております.細菌検査でしっかりと歯周病菌の量、種類を確認する事で歯周病のリスクをしっかりと確認する事が可能になります.歯周病の方は細菌検査は定期的に行う事をお勧めしております.

 

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