骨がどのように再生するのか ― レントゲンで見る治療経過

■ 自覚症状のない歯周病から始まった治療

「特に痛みはないのですが、歯周病と言われて気になって…」

このようなお悩みでご来院された患者さんです。
自覚症状はほとんどありませんでしたが、検査を行ったところ、右下の大臼歯に8mm以上の深い歯周ポケットが確認されました。

さらにレントゲンでは、歯の手前(近心)にくさび状の黒い影が見られ、**骨の吸収(骨が溶けている状態)**が進行していることが分かりました。

歯周病は痛みなく進行することも多く、気づいたときには歯を支える骨が大きく失われているケースも少なくありません。


 

治療前のレントゲン写真

■ 歯を残すための選択 ― 骨再生治療

このままでは歯の保存が難しくなる可能性もあるため、今回は歯を残すことを目的に、骨再生治療を行うことになりました。

治療では、骨が失われた部分に人工骨を補填し、さらにエムドゲインを併用します。
エムドゲインは歯周組織の再生を促す薬剤で、人工骨と組み合わせることで、より安定した骨の回復を目指します。


治療後のレントゲン写真

■ レントゲンで確認できる変化

術前のレントゲンでは、骨が失われた部分が黒く抜けて見えていました。

治療後には、この部分が白く映る骨に置き換わり、骨の再生が明確に確認できました。
歯を支える環境が改善し、歯の安定性の回復につながっています。


■ 痛みがなくても進行するのが歯周病

今回のように、自覚症状がないまま進行する歯周病は非常に多く見られます。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、実際には骨の吸収が進んでいることもあります。


■ まとめ

骨が失われた場合でも、適切な治療によって再生を促すことが可能です。
早期に発見し、適切に対応することで、歯を残せる可能性は大きく高まります。

 

当院では、できる限り歯を残すための治療をご提案しています。
歯周病が気になる方は、お気軽にご相談ください。


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神田ふくしま歯科
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治療前後のレントゲン写真の比較



骨の再生治療の注意

 

当院での骨の再生治療は保険外治療となります。当院では骨の再生治療を歯の場所によってまとめて1回の治療で行なっております。前歯部6本まであるいは臼歯部4本までの骨の再生治療の料金は¥220,000ー(税込み)となります。人工の骨は、認可の取れている化学合成合成したものや牛の骨など複数あります。欠損した骨の状況に合わせて選択することになります。説明を確認することが大切です。

 

歯を抜いてインプラントを入れる場合の料金が30万円ほどするといわれています。歯を残すことに費用をかけるか、歯を抜いてインプラントにするかという選択をしなくてはいけない場合もあります。

 

 


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